【エイブル上海】上海の不動産、テナント(店舗)物件、日本人向けマンションを案内

2009年12月16日

取材記事:エイブル上海(力得房地産経紀)

不動産仲介のエイブルの現地法人、力得房地産経紀(上海)有限公司が「365日24時間のフルサポート」の“思いやり” サービスをアピールしている。不動産情報を紹介する小冊子を毎月発行して営業ツールに活用。今後はテナント物件の管理を手がけていきたいほか、浦東新区への店舗設立やサービスアパートメントの提供も検討している。

上海に進出して5年間、日本人向けマンションを中心に5000件の仲介実績

日本全国で880店舗のネットワークを持つエイブルは04年に上海へ進出した。以来、5年間で約5000件の仲介実績がある。紹介対象は9割以上が日本人駐在員という。

力得房地産経紀(エイブル上海)がモットーとするのは「思いやりのサービス」だ。在日華僑で同社店長の王行政氏が帝国ホテル大阪での勤務時に学んだ精神という。「365日24時間のフルサポート」を約束しており、「日本でも味わえないようなサービス」の提供を目指している。

スタッフ全員が日本語を習得、だから突然のトラブルにも素早く対応

物件上のトラブルへの対応はもちろんのこと、新しく上海へやって来た顧客のために、毎月食事会などのイベントを開催したり、上海生活に慣れるまでの間、たえず電話や訪問で様子を尋ねるなど、生活全体をサポートする。

スタッフがチームを組んで一人の顧客に対応するので、担当者の不在で対応が遅れることがないとしている。スタッフは全員、日本語での対応が可能だ。営業時間外でも、受け付けた電話を日本人スタッフの携帯電話に転送して対応する。そのため、突然のトラブルでも安心して利用できる。

上海のテナント(店舗)物件状況を逐一チェック

同社は毎月、最新の不動産情報を紹介する小冊子を発行しており、この冊子を通じた問い合わせが月に50~70件あるという。刷り上がった冊子は王氏自身が丸2日かけて日本料理店など220軒に配布している。

店舗の流行り具合や空きテナントの状況などを直に確認することで、景気の最新動向を知るのに役立つからだ。

7月号からは表紙にイラスト化した顧客の写真を採用している。子供向けに塗り絵ページを設けるなど、より身近に感じてもらうための紙面作りに力を入れている。

上海で培った5年の実績踏まえテナント(店舗)物件にも注力

5年間の営業努力でブランド認知も着実に広がっていることを実感している。当初は日系企業といえども、中国人スタッフが同社を知らないため、相手にしてもらえないこともあった。また、家主側も不動産会社に対する信用が低く、本当に借り主が一人で住むのかを確認されることも度々あったという。

リーマンショック以降、特に年末から春節(旧正月)にかけて、駐在員の削減や事業の撤退を受けた顧客の中途契約が相次いだ。しかし、内装、アパレル、化粧品、飲食チェーンなど、中国市場の成長や円高をチャンスと見る中小企業の進出が加速していることから、5月以降は問い合わせが再び増加している。

今後は、上海で郊外型ショッピングセンターが増えることを見込み、テナント物件の管理を手がけていきたいという。また、業務拡大のため浦東新区への店舗設立も視野に入れる。将来的には自社でマンションを買い取り、リーズナブルなサービスアパートメントも提供していきたいとしている。

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